行ってみよう！　大和市内桜の名所めぐり

市の木を「山ざくら」と定めているほど、桜と縁の深い大和市
春うららかな季節、大和市内の名所を巡ってお花見をしてみませんか？
地元の皆さんがおすすめする桜スポットをご紹介します

つきみ野交差点の近く、広場の両側に桜の木が植えられているのが「さくらの散歩道」です。公園のように広々としているので、自動車を気にせずにゆったりお花見ができる絶好のスポットです。

どうして住宅地の真ん中に桜の名所があるのでしょうか。答えは、日本初の近代水道「水道みち」にあります。明治期に水道管を埋設したルートのうち、大和市部分の約1.7kmが緑道「さくらの散歩道」として整備され、市民の憩いの場となりました。

さくらの散歩道は、北から順番に「さえずりの小径」、「ふれあいの小径」、「憩いの小径」と名付けられています。市の木でもあるヤマザクラのほか、ヤエザクラ、カンザン、ウコンザクラなどさまざまな種類の桜が植えられているので、開花時期を長く楽しむことができますよ。

ところどころに設置されたベンチ。
桜のシャワーが気持ちよさそう！

大和市内にアトリエを構える錬金彫刻家、
安藤泉さんの彫刻作品

インターロッキング舗装されていて、
ベビーカーでのお散歩も安心

小田急江ノ島線「高座渋谷」駅付近から、引地川沿いにソメイヨシノの桜並木を楽しめるスポットがあります。その名も「千本桜」。

川の両岸に大木が植えられているので、満開の時期には左右がつながってまるで桜のトンネルのように見えるのだとか。

川沿いは、野の花を愛（め）でながらゆったりと歩けるのどかな雰囲気。コイがのんびり泳いでいる様子も見られます。堤防がちょっと高くて急なので、小さなお子さんと一緒に歩くときはしっかり手をつないであげてくださいね。

開花時は桜のトンネルとなる、
引地川沿いに整備された遊歩道

川の中から大きなコイたちが餌をねだります

木陰に咲く花たちも気持ちよさそう

数々の桜スポットを誇る大和市では、例年3～4月に小田急江ノ島線「桜ヶ丘」駅付近で「桜ヶ丘桜まつり」が、千本桜みどり橋付近で「千本桜さくら祭り」が開催され、多数の来場者でにぎわっていましたが、残念ながら2025年は開催しないとのこと。

お祭りはありませんが、千本桜の道沿いにはおいしい和菓子や洋菓子を買うことができるお店が点在しているので「花より団子」派の方も満足できます。また「大和ゆとりの森」や「太古レストラン酒場ダイナソー」も徒歩圏なので、ぜひお花見と一緒に楽しんでください。

ハイシーズンはこんな感じ。まさに壮観！

低めの位置にたわわに咲くので、間近で楽しめます

大きな公園が多く、自然豊かな大和市。相鉄線「相模大塚」駅から徒歩約15分の「泉の森」、相鉄線・小田急江ノ島線「大和」駅から徒歩約12分の「ふれあいの森」、また今回ご紹介した「大和ゆとりの森」でも桜のお花見を楽しむことができます。

お気に入りの桜スポットを探しに、足を運んでみてください。