machijikan | vol.01

ゑびすや本店

ボリュームたっぷり!はまぐり最中
ゑびすや本店

あんこの甘味にほっとする秋

初代から続く銘菓、はまぐり最中

初代から続く銘菓、はまぐり最中

まずおすすめしたいのは、創業当時から続く看板商品の「はまぐり最中」です。
大きなハマグリ形の皮の中に、北海道芽室産の小豆をじっくり煮た自家製あんこがたっぷり!和菓子屋さんの上質なあんこを味わうのは、やっぱり最中に限る・・・としみじみ思えるお味です。
実はハマグリは、今も湘南の海で穫れる名産品のひとつです。2枚の殻がぴったり重なることから、夫婦円満や良縁の意味をもつ縁起物とされています。
コロンと可愛い形の「はまぐり最中」も、縁起のいいお菓子。婚礼やひなまつりのお祝い菓子としても、地域の皆さんに愛され続けている銘菓です。

地元企画のヒット作、お茶風味のすあま

地元企画のヒット作、お茶風味のすあま

もうひとつの人気商品が「お茶風味のすあま」。
甘いもちもちのすあま生地に、神奈川県産足柄茶をなんと10%以上も練り込んであり、かなり濃厚な味です。
元は足柄茶にスポットを当てたイベント用の企画商品でしたが、独特のほろ苦い風味が人気を呼び、ついにレギュラー商品に昇格!という実力派。男性にもファンが多く、「お茶風味のすあま」をご指定で来店される方も。
ちなみに足柄茶は、粉状にした「食べるお茶」が使用されています。カテキンたっぷりで、健康にも良いスイーツです。
緑茶やほうじ茶のおともにはもちろん、意外と感動的に合うのが牛乳!抹茶ミルクのような味わいを、ぜひ体験してみてください。

大事なのは「ほっとするお菓子」

大事なのは「ほっとするお菓子」

創業1895年の老舗、ゑびす屋本店さん。味を受け継ぐ4代目店主・森弘善さんは、「大事にしているのは、みなさんが食べてほっとするお菓子を作ることです」と想いを語ってくれました。
北海道芽室産の小豆、県内産の地粉など、素材にこだわる弘善さん。特に力を注いでいるのが、和菓子の命とも言える「あんこ」です。「同じ材料を同じ分量で炊いても、味は一定になりません。毎日同じ味を作り続けることが、実は一番難しいんですよ」と奥深さを教えてくれました。
実直なお人柄が、そのまま伝わるようなゑびす屋本店さんの和菓子。ほっとする時間を、連れてきてくれます。

【ゑびすや本店】
◎9:00〜19:00 ※10〜3月は18:00 ◎水曜日定休 ◎住所/藤沢市宮原1316 ☎︎ 0466-48-1371