大和園

植木のまちで選ぶ
柑橘類の庭木はいかが

記念樹にも！　おうちで育てる柑橘類の木はいかが

最近、自宅に植えるグリーンで人気なのが、実の成る柑橘類の植木です。遠藤地区にある大和園の飯島さんに、選ぶポイントを伺いました。
神奈川県内のJAさがみエリア内なら、「寒さに強い金柑、ゆず、夏みかんがいい」とのこと。陽当たりのいい暖かい場所なら、レモンやライムの栽培ができる可能性もあるそうです。
小さな実が育っていくワクワク感がある柑橘類は、お誕生や新築の記念樹にも。「柑橘類は、樹の成長が比較的ゆっくりなので、そこも記念樹に向いています」と飯島さん。
毎年の収穫を、家族で楽しめる柑橘類の木。もぎたてを食べるのも、ジャムを作ってみるのも、いい思い出として刻まれていきます。

植木こそ「地産地消」がいい理由

実は、藤沢市北部は植木の名産地。業者さんが集まる植木のせり市が、今も盛んに行われています。
戦前から戦後にかけては鎌倉・鵠沼などのお屋敷へ、住宅の造成が加速した高度経済成長期以降は広く首都圏へ出荷してきた歴史があります。「消費地に近いので、たくさんの品種を育てている植木屋が多いのもこの辺りの特徴です。住宅の状況や好み次第で、おすすめの植木を選ぶことができますよ」と飯島さん。
植木は生きもの。土壌や気候の変化にデリケートなので、地元で育ったものを地元で買う「地産地消」がベターです。「同じ市内でも、風通しや陽当たりで育てやすい品種が変わってきます。植えた後のアドバイスもできるので、もっと気軽に相談していただければ」とメリットを教えてくれました。
植木農家さんに直接問い合わせるほか、JA緑化流通センターに相談するのもOKとのこと。産地を訪ねて自分で選んだ植木には、愛着もひとしお湧きそうです。