菊野屋製菓舗

素材にこだわったキャラメリゼのバウムクーヘン

素材にこだわったキャラメリゼ

素材にこだわり、丁寧に焼き上げたバウムクーヘン「湘南クーヘン」で、人気の菊野屋製菓舗さん。パティシエの椎野裕二郎さんに、この秋おすすめの一品を訊ねたところ、「深い味わいが恋しくなる季節なので、”キャラメリゼ”がおすすめです」と教えてくれました。
”キャラメリゼ”は、定番の湘南クーヘンにカラメルソースをしみ込ませて仕上げたスイーツ。ふんわり甘い生地と、ほろ苦いカラメルの組み合わせが絶妙です。おいしい紅茶やコーヒーをいれて、じっくり味わいたい濃厚な味わいでした。
湘南クーヘンは、キャラメリゼのほかにも、「苺のレアチーズクーヘン」や「ショコラムースクーヘン」、お祝いにぴったりの可愛い「フラワーリース」など、バリエーション豊かです。お買い得な「切り落とし」は、店頭にあれば即購入を。

「ひとくちで分かるおいしい味」を求めて

全国の有名バウムクーヘンが集う「バウムクーヘン博覧会」に、2020年から3年連続で出品している「湘南クーヘン」。初回は、パティシエ椎野さん自らが会場へ突撃（！）し、出品のチャンスを得たのだとか。
優しい雰囲気の椎野さんですが、突撃も辞さないほどに、バウムクーヘンづくりに情熱を傾けています。
数ある洋菓子の中で、バウムクーヘンに惚れ込んだのは「子どももおとなも、パッと一口でおいしさがわかるお菓子を作りたいと思ったから」と椎野さん。
理想のバウムクーヘンを追求してたどり着いた答えは、素材にこだわること。「包装を開けたとき、フワッと香るところからおいしさがはじまります。素材を妥協してしまうと、そこのところが出ない」と語ります。
卵は、生産方法を細かくチェックして選んだ県内産のもの。ショートニングやマーガリンは一切不使用で、北海道産のバターだけを使っています。お客さんの声を取り入れつつ改良を重ね、幸せになる優しい口どけの「湘南クーヘン」が完成しました。

創業100年！和菓子と洋菓子、どちらもどうぞ

菊野屋製菓舗は、創業100年の老舗。洋菓子部門が誕生したのは4年前のことなので、地元の皆さんは「湘南の月」や「菊最中」の菊野屋製菓舗さん、という説明で分かる方も多いかもしれません。
もちろん和菓子部門も変わらぬ人気で、最近は藤沢ゆかりのブドウ「藤稔」やシャインマスカットを使ったフルーツ大福など、新たな味も登場しています。
お土産には、洋菓子と和菓子の両方がセットになったボックスもおすすめ。お好みがいろいろな大勢で分けるときにも、ひとりで一つずつ食べるときにも、楽しく選べて重宝しそうです。