かしや園

樹木のアート
トピアリーにわくわく

何これ！クマさんの形の木を発見

クマやペンギンの形をした植木・トピアリーが並ぶ、かしや園さん。
モコモコの可愛い造形は、まるで不思議の国に迷い込んだようでワクワクした気持ちになります。
丘の向こうには、新幹線が走る姿もたくさんに見えます。子どもと一緒に足を伸ばしたい、知る人ぞ知るビューポイントです。

樹木の芸術品「トピアリー」とは

トピアリーとは、樹木を立体的に仕立てた造形物のこと。
動物の形のほか、球形やスパイラルのものもあり、英国風ガーデンなどで好まれることが多いそうです。日本では、テーマパークや遊園地などで、目にしたことがあるかもしれません。
かしや園さんのトピアリーは、職人さんがチェーンソーひとつで刈り込んでいくそうです。まさに樹木の芸術品！

植木のまち、御所見エリア

御所見エリアは、実は関東有数の植木のまち。一帯の土壌が植木の栽培に適していたこと、台地のため水田や畑を作る水利には恵まれていなかったことなどから、昔から栽培が盛んだったそうです。
そんな歴史を知れば、今は住宅街となっている中にも、立派な樹木が並ぶ造園屋さんが多いことに気付きます。
ちなみに、水利の改善のために、戦後には相模湖から座間・綾瀬・大和を通って藤沢市内に水路を通す「畑地かんがい事業」が行われました。当時としてはかなり大規模な事業で、地元の方々はこの水路を「ハタカン」と呼んで大歓迎したそうです。
かしや園さんの入り口で、当時の「ハタカン」の名残りを見つけました。何気ない風景の中に、郷土の歴史をひも解くヒントがありました。