（株）さがみくみあいサービス

法事やお祝い事、ご葬儀などセレモニー全般について、地域の皆さんの相談に乗って
くれる(株)さがみくみあいサービス。今どきのセレモニー事情について伺いました。

セレモニーのことなら、どんなことでも、誰でも

JAの組合員に限らず、誰でも利用することができる「(株)さがみくみあいサービス」。葬儀のことだけでなく、法事、お祝い事、ギフト関連など、何でも相談することができます。

お線香ひと箱、花束ひとつから相談できる

「お線香ひと箱、お花ひとつから、何でもご相談ください」と話してくれたのは、1級葬祭ディレクターの資格を持つ、(株)さがみくみあいサービスの徳重伸太郎（とくしげしんたろう）さん。

最近は、法事のみ、ギフトのみ、お花やご位牌（いはい）のみなど、依頼の内容も多様化しているそうです。「お葬式は故郷で執り行ったけれど、四十九日以降の法要は地元で行いたい」、「お盆にお経をあげてもらいたいけれど、どうすればいい？」といったご相談が増えています。

「お墓や菩提寺（ぼだいじ）が遠方にある場合は、同じ宗派の近隣のお寺さんを、私たちが探すこともできますよ」と徳重さん。ケースに応じて、専門スタッフがアドバイスと手配を行っています。

お通夜をやらなかったり、お香典を辞退する意向だったり、葬儀のあり方は急速に変化しています。従来のスタイルとは違うケースの場合、故人のための供養はどうすればいいんだろう？と悩むことも多くなってきました。

「例えば、ご遺族の負担にならず、かつ礼儀を失しないギフトの贈り方もあります。私たちなら専門家としてケースバイケースでアドバイスができますので、ぜひご相談ください」と徳重さん。「どんな小さなことでも、頼っていただけると嬉しい」と頼もしい言葉を聞けました。

セレモニーのお花のチョイスも相談できます

一つ一つの「想い」に真摯に応える徳重伸太郎さん

その人らしさの表現をお手伝いします

仏壇や骨壷も多様性の時代

今どきの法事は「本人の希望」を大切にできる

JA葬祭ゼネラルプロデューサーでもある徳重さんに、最近のセレモニー事情について伺ったところ、「本人や家族の希望を第一にかなえる式が、多くなっています」と教えてくれました。

例えば、あるロックミュージシャンの熱狂的なファンだった男性のご葬儀では、BGMにロックミュージックを使うことはもちろん、スポットライト、献花を赤で統一し、コンサートのようなムードを演出。棺（ひつぎ）にはそのミュージシャンの名入りタオルを掛けて、参列者一同でお見送りをしました。

「昔は、白や紫以外の色をタブー視することもありましたが、今ではそういったことはありません。本人らしさを大事にした演出を、私たちも大事にしています」とのこと。

仏壇や骨壺なども、一昔前にはなかった個性的でおしゃれなデザインのものが登場しています。結婚式と同じように、自分の人生の一つのシーンとして大切に作り上げることが可能な時代になっています。

演出に趣向を凝らすことができる一方で、親族だけで故人を見送る「家族葬」のニーズも増えてきました。「家族葬のメリットは、最後の大切な時間を、自分たちだけでじっくり濃く過ごせること」と徳重さん。ただし、葬儀が終わった後に、列席を希望していた遠い親戚や故人の友人が自宅を訪ねて来るケースも多く、そのたびにおもてなしが必要となって、遺族が疲弊するデメリットもあるそうです。

「故人の友人が足を運べるご葬儀の場を設けることで、時間・場所を示すことができますよ」と従来型の葬儀のメリットを教えてくれました。

葬儀のプロが「事前相談」をおすすめする理由

ご葬儀に関する事前相談は、「リスクを避けるために、絶対にやっておいた方がいいです」と徳重さん。いざ亡くなったときは、誰でも動揺してしまうもの。短い時間の中で葬儀スタッフに決断を迫られたり、親戚からの横やりを納得できないまま受け入れてしまったり、後悔が残るケースが多々あります。費用についても、本人の意思を明確に示せる事前相談なら、節約する部分と大事にする部分のメリハリを付けて、高額になるリスクを避けることができます。

事前相談は、ご本人、喪主になる予定の親族のどちらでも可能です。「ご本人の場合、年齢的には70代の方が多い印象です。皆さんお元気な方ばかりですね」と徳重さん。親族の場合は、入院や入所などのきっかけで相談に訪れるケースが多いそうです。

「お客さまには、他の会社と比べてから選んでください、とお話ししています。安心してご相談ください」と最後にメッセージを添えてくれました。他社に負けない自信に加えて、本人・ご家族の希望が第一、という温かいポリシーを感じました。

急な場合に備えて24時間対応を求められる大変な仕事ですが、メンバー全員がプロフェッショナルとして誇りを持ち、地域のご葬儀を支えています。相談は無料、スタッフがご自宅に訪問することも可能です。