色とりどり7市1町みんなでエール|8 COLORS
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グリーンセンター綾瀬

綾瀬市の中央、綾瀬市商工会館の目の前に、新鮮な旬の恵みが集まる場所があります。それが、JAさがみ農産物直売所「グリーンセンター綾瀬」。訪れる皆さまは、「とれたて」の感動と、地域に根ざした温かい交流を感じることができます。店長の大久保篤史さんが語るのは、単なる野菜の販売にとどまらない、グリーンセンター綾瀬が地域にもたらす豊かな価値と、食への深いこだわりでした。

店長の大久保篤史さん
グリーンセンター綾瀬店長の大久保篤史さん
外観
開店前から多くの人が集まるグリーンセンター綾瀬。新鮮な商品を求めるお客さんで活気に満ちています。
菜速あやせコーン®
たまご
上:来年の収穫が待ち遠しい、逸品「菜速 あやせコーン」。その甘さとみずみずしさは、地元でも入手困難な人気ぶりです。
下:山積みにされた、採れたて新鮮な綾瀬の卵。毎朝届けられる元気な卵は、地元の人々に愛される名産品です。

グリーンセンター綾瀬の朝は早く、開店時間の午前9時には、すでに多くのお客さんが列をなしています。特に、夏の旬である「菜速 あやせコーン」の時期は、開店前から長い行列ができるほど。その名の通り、「菜速 あやせコーン」は、農家さんが未明から収穫を始め、早朝にはもう店頭に並ぶという、まさに“菜速”の朝採れトウモロコシです。トウモロコシは収穫直後から甘さが抜けてしまいます。なので、この「菜速」は鮮度と甘さを保証する重要なブランド価値です。大久保さんは、「本当にさっきまで畑にあったものが、そのままここに並ぶんです」と、その鮮度への自信を覗かせます。糖度は11〜12度にもなり、メロンよりも甘いと言われるその味は、一度食べたら忘れられないと評判です。

グリーンセンター綾瀬の魅力は、「菜速 あやせコーン」だけにとどまりません。夏には、その希少性から「幻のスイカ」と呼ばれる「高座スイカ」が店頭に並びます。市内でも数軒の農家さんしか栽培していないというこのスイカは、一般的な縞模様が薄いのが特徴。シャキシャキとした食感と、驚くほどの甘さが自慢で、知る人ぞ知る人気商品として指名買いするお客さんもいるほどです。

家族構成の変化に合わせ、小玉系のスイカやカットスイカを提供するなど、お客さんの「使いやすさ」にも配慮しているのも嬉しいポイントです。新鮮な旬の恵みを、日常の食卓に取り入れやすく工夫されています。

店長にお話を聞く様子
高座スイカ
上:スイカについて熱く語る大久保店長。
下:縞が薄い幻の「高座スイカ」。小玉系スイカも人気で、冷蔵庫に収まりやすく食べ切れるサイズ感が魅力です。
四葉(すうよう)キュウリ
ナス
上:ずっしりとした存在感。一般的なキュウリよりも太く、表面のトゲが特徴的な珍しい「四葉キュウリ」。
下:つやつやと輝く色鮮やかなナス。大地の恵みをたっぷり浴びて育った、みずみずしい採れたてのナスがずらり。

夏野菜では、キュウリ、ナス、カボチャなども主力商品です。通常のキュウリより太く、つぶつぶとトゲが特徴的な「四葉(すうよう)キュウリ」のような、珍しい品種に出会えるのも直売所ならではの楽しみです。「同じキュウリでもいろいろあるんですよ」と、大久保さんは地元野菜の多様性を教えてくれます。もちろん、夏には欠かせないエダマメも旬の人気商品として並びます。

冬の時期には、主力商品がガラリと変わります。ブロッコリー、ハクサイ、ダイコンといった、鍋物にも欠かせない葉物野菜が豊富なラインナップを見せます。特に綾瀬市では、「菜速 あやせコーン」と並ぶ「菜速野菜」として、ブロッコリーとレタスにも力を入れています。冬の寒さで甘みを増す「菜速ブロッコリー」や、春と冬に収穫されるレタスは、綾瀬のブランド野菜として確固たる地位を築いています。

グリーンセンター綾瀬と地域の農家さんは、お客さんのニーズに応えるための努力を惜しみません。種苗会社が開発する新品種の情報交換を密に行い、どんな品物が売れるのか、どんな野菜が求められているのか、日々話し合いを重ねています。「常に、お客さんに選んでもらえるような品物を並べるようにしています」という大久保さんの言葉からは、直売所と農家さんの二人三脚での情熱が伝わってきます。

今シーズンの「菜速 あやせコーン」は、7月半ばで終売となりますが、綾瀬市は「あやぴー」や「アヤッコリー」といったマスコットキャラクターと共に、「菜速 あやせコーン」「菜速ブロッコリー」「菜速レタス」の「菜速ブランド」を強力に推進しています。トウモロコシの横浜駅構内でのポスター掲示や、横浜高島屋での販売参加など、積極的にPR活動を展開し、綾瀬の農産物の認知度向上に力を入れています。

上:採れたての作物を丁寧に陳列。生産者の愛情がこもった、新鮮な野菜が店頭に並びます。
下:「一度食べたらやみつき」と評判の「まさえちゃん工房」のおまんじゅう。唯一無二の「キンピラ饅頭」は、柔らかい皮と絶妙な味付けが人気です。
「とっておきの野菜」との出会いが待っています! グリーンセンター綾瀬でしか買えない、あやせの恵みをぜひ見つけてください。

大久保さんは、「朝取れの新鮮な野菜は、生産者さんが手間暇かけて育ててくれたものです。グリーンセンター綾瀬でしか買えない、とっておきの野菜とのすてきな出会いをぜひ見つけてください」

グリーンセンター綾瀬は、新鮮な地元野菜が手に入るだけでなく、農家さんの情熱、食育への取り組み、そして地域との温かい絆が息づく場所です。家族みんなで綾瀬の豊かな自然が育んだ四季折々の「おいしい」を探しに来てください。

グリーンセンター綾瀬

◎住所/〒252‑1107 神奈川県綾瀬市深谷中3‑4‑5
◎営業時間/9:00~17:00
◎定休日/毎週水曜日、年末年始(12/31~1/3 または 1/4)
◎バス停「綾瀬農協前」下車目の前。駐車場あり
◎TEL/0467‑79‑0808

あやせベリーガーデン外観

綾瀬市の南部、綾南公園のほど近くに、訪れる人々を魅了してやまない特別な場所があります。それが、開園から20周年を迎えた「あやせベリーガーデン」です。園主の田中直之さんが何よりも大切にしているのは、ただブルーベリーを摘み取るだけでなく「収穫する喜び」を心ゆくまで体験してもらうことです。一般的な食べ放題形式の観光農園とは一線を画し、ここでは「農業体験」として、心を込めてブルーベリーを収穫する楽しさを提供しています。

ヨーロッパの農園のような、おしゃれな第一圃場。収穫体験だけでなく、空間全体を楽しめる。
ヨーロッパの農園のような、おしゃれな第一圃場。収穫体験だけでなく、空間全体を楽しめる。
ヨーロッパの農園のような、おしゃれな小屋。収穫体験だけでなく、空間全体を楽しめる。
園主の田中直之さん
服装や摘み方のコツを丁寧に説明する園主の田中直之さん。安全に、そして楽しく収穫するための秘訣(ひけつ)をお客さんへ。

田中さんの農園では、「農業を体験し、収穫する喜びを感じる」ということを大切にしています。そのため、果樹園の中では収穫に適した服装や帽子、スニーカー姿で、決められた量を丁寧に摘み取ってもらいます。このやり方は特に、市の農業体験に応募して訪れた子どもたちに大好評。土に触れ、自分の手で実を取るという、都会ではなかなかできない貴重な経験は、子どもたちの心に大きな思い出として残ります。虫が苦手な子もいれば、蜂との共存を学ぶ子もいる。そうした一つ一つの経験が、子どもたちにとってかけがえのない学びの場となっています。

この「収穫」へのこだわりこそが、あやせベリーガーデンを特別な場所にしています。一度訪れたお客さんは、その魅力にすっかり夢中になり、何度も足を運んでくれます。「なんと、リピーター率は8割にもなるんです! 遠方を含め、多くのお客さんが年に何度も訪れ、平均2キロものブルーベリーを収穫していくほどの熱心なファンばかり」と、田中さん。
田中さんが目指すのは、お客さんに心から感動してもらうこと。そして、その感動が自分自身や地域全体への貢献に繋がることを願っています。これまでの20年間、その目標のために、たくさんの苦労を乗り越えてこられました。

カフェ「ベリーハウス」
ご子息の秀樹さん
バスケットに入ったブルーベリー
上:入園の受付や休憩のほか、カフェとしてゆったり過ごせる「ベリーハウス」。 下:ご子息の秀樹さんが持つ収穫用のバスケットいっぱいで約2キロ。宝石のように輝く、摘みたての新鮮なブルーベリー。
太陽を浴びて育つ地植えのブルーベリー
わが子のようにブルーベリーの木を見つめる田中さん
上:太陽を浴びて育つ地植えのブルーベリー。防鳥ネットの中で、たくましい生命力を感じる風景。
下:わが子のようにブルーベリーの木を見つめる田中さん。その温かい眼差しが、おいしい実を育みます。

あやせベリーガーデンが何よりも重視し、その根幹をなしているのが「地植え栽培」という育て方です。最近よく見かけるようになった鉢植え栽培とは違って、田中さんはブルーベリーを畑に直接植えることにこだわります。この方法こそが、ブルーベリーが持つ本来の生命力と風味を最大限に引き出す鍵だと田中さんは考えています。

「ブルーベリーが持っている力を思いっきり発揮できる環境を作ってあげるのが私の役目」という田中さんの言葉には、植物への深い敬意と、最高の品質を追求する情熱が込められています。地植えされたブルーベリーの木は、一本からなんと約10キロもの実が取れるほど大きく育ちます。この豊かな実りこそが、田中さんのこだわりと努力の結晶であり、リピーターがほれ込む「本物の味」の源となっています。

農園では、早生(早く取れる)、中生(中頃に取れる)、晩生(遅めに取れる)と、収穫期の違う12種類のブルーベリーを栽培しています。これにより、7月から8月にかけてのシーズン中、いつも違う風味や食感のブルーベリーを楽しめます。田中さんは「この種類は生で食べるのが最高!」「ジャムにすると格別だよ!」と、それぞれの種類の特徴に合わせたおすすめの食べ方も教えてくれます。自分で摘んだ新鮮なブルーベリーを味わうことで、その違いを五感で感じ、ブルーベリーの奥深さに触れることができるでしょう。

オースチン
ブライトウェル
上:甘みと酸味のバランスが絶妙な品種「オースチン」。食べ応えのある大きな実が、夏の太陽を浴びて輝きます。
下:早生品種の「ブライトウェル」。強い甘みと豊かな香りが特徴で、摘みたてのおいしさが長く続きます。
ティフブルー
タイタン
上:中手品種の「ティフブルー」。爽やかな酸味がアクセントとなり、ジャムにもぴったりな大人っぽい甘さ。
下:大粒で食べ応え満点な人気品種「タイタン」。強めの酸味の中に、しっかりとした食感と濃厚な風味が広がります。

摘みたてのフレッシュなブルーベリーは、もちろんそのまま食べるのが一番! でも、田中さんは長くおいしく保存する方法や、加工のコツも教えてくれます。長く保存するには、できれば業務用の冷凍庫が良いそう。「家庭用の冷凍庫だと開け閉めが多くて、長く保存するには向いてないんです」と具体的にアドバイスしてくれます。そして、驚きの秘訣(ひけつ)が! ジャムを作る時は、生のブルーベリーではなく、一度冷凍したものを使うと、もっとおいしく仕上がるんだとか。冷凍することで、実の組織が壊れて味がなじみやすくなるという、長年の経験から生まれた知恵がここにはあります。

実際に、あやせベリーガーデンで作られているブルーベリージャムやジュースは、JAさがみの5カ所の直売所でも販売されていて、その品質とおいしさからたくさんのファンがいます。特にジュースは、4月上旬には売り切れてしまうほどの人気で、田中さんはすぐに工場に発注して補充しているそうです。綾瀬の老舗、矢部商店さんのブルーベリーサイダーにも、あやせベリーガーデンのベリー類が使われているというお話からも、その品質の高さが分かりますね。

メンディッド
「黒真珠」と呼ばれるメンディッド。中・小粒ながら強い甘みが特徴で、冷凍してもおいしさが変わりません。
テラス席
天幕に囲まれたテラス席で、ゆったりと休憩。摘み取りの後は、一番人気のソフトクリームでひと息ついてはいかが?
ソフトクリーム
ゴロゴロとしたブルーベリーと鮮やかソースがおいしい!  コーンの底まで贅沢なコラボを楽しめる、人気のソフトクリーム。

20年にわたる農園の運営の中で、田中さんは常に「感動する体験」を届け続けることを目標にしています。最初の10年間は栽培でとても苦労し、品種選びでもたくさん試行錯誤してきたそうです。しかし、その経験があったからこそ、今の「あやせベリーガーデン」があります。現在でも、新しい品種を少しずつ導入したり、シーズンオフでも農園をしっかり管理する計画を立てたりと、チャレンジを続けています。ブルーベリーの木は、4月後半には美しい花を咲かせ、12月上旬には葉が真っ赤に紅葉するなど、季節ごとに違う素敵な表情を見せてくれます。

田中さんは最後に、「地植えのパワー、ブルーベリーのパワーをぜひ自分の目で見てほしい」と力強く語ってくれました。「『え、こんなに大きいの!?』と感動してもらえるようなブルーベリーの畑を作り続けたい」という言葉には、お客さんへの深い愛情と、農業への揺るぎない情熱が込められています。

あやせベリーガーデンは、単なるブルーベリー農園ではありません。そこには、田中さんの温かい情熱とこだわり、そして訪れる家族みんなが五感で味わう「収穫する喜び」という、かけがえのない体験が息づいています。今までのフルーツ狩りとは一味違う、私だけの収穫の喜び、きっと味わえます。

田中さんと奥さま
「収穫の喜び」にこだわる田中さんと、おしゃれな空間づくりを担う奥さま。ご夫妻の思いが詰まった、唯一無二の農園。

あやせベリーガーデン

◎住所/〒252-1113 綾瀬市上土棚中1-2-50
◎バス停「中川橋」下車5分。駐車場あり
◎ホームページ/https://r.goope.jp/ayaseberry/ ※詳しくはWebサイトをご確認ください
◎TEL/080-5505-8810 (受付9:00~17:00)
2025年の営業は終了しました。来シーズンをお楽しみに。

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気が向いたときに、そっとのぞいてみてください。

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