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材木商人が築いた街「材木座」 明治以降は海レジャーの拠点に
船の往来で栄えた材木座の歴史を物語る
日本最古の築港遺跡「和賀江嶋」
再び材木座海岸に戻ると、海に沈む太陽が海と砂浜をきらきらと照らす、美しい夕景に出会いました。
いにしえの古跡こそその名の所以
材木座海岸の東端にあるのが、日本最古の築港遺跡「和賀江嶋(わがえじま)」です。
鎌倉時代、日本各地からやってくる船で賑わった材木座ですが、遠浅で船荷の揚げおろしに不便だっただけでなく、難破する船も多かったため、勧進上人の往阿弥陀仏(おうあみだぶつ)が北条泰時の協力を得て、伊豆石などを積んで島を築いたそうです。1968年に国の史跡として指定され、いわれを記した石碑が建てられています。
現在は、石碑の周辺にある小さな石に面影が残るのみですが、干潮時には磯遊びも楽しめるそうです。